我が青春を彩ったバンド、HIGH and MIGHTY COLOR(その2・苦難に満ちた活動の軌跡)
※この記事は以下の記事の続きとなりますので、そちらを読んでからの閲覧をお勧めします。
rokuichimaru-mutoh-roto.hatenablog.com
私の青春時代に無くてはならない存在であったHIGH and MIGHTY COLOR(以下、ハイカラと略称する)。
しかし、その活動は決して順風満帆とは言えない…寧ろ苦難の連続であった。
※以下に記す話は私の推測によるところがあり、真実とはかけ離れている場合もございます。その点を踏まえたうえで読み進めてください。
前の記事でも述べたように、ハイカラは元々男性陣5人が「アンチノブナガ」というヘヴィメタルバンドとして活動していた際にマーキーと出会い、2004年に結成したのが始まりである。
その際、公式での紹介文には「マーキーと運命的な出会いを果たした」なんて如何にもらしい一文が添えられており、当時まだ純粋だった私はその一文にときめいたりした。
…しかし大人になって冷静に見ればこういうことだろうとすぐ推測がつく。
要するに事務所の意向でしょ?
事務所の意向とはつまりこういうことだろう。
事務所でアンチノブナガを発掘した!
しかしヘヴィメタルというジャンルは一般受けしないから売り出しにくい!
そこに絶賛売り出したい子(マーキー)がいた!
この子とくっつけて、それを前面に押し出したバンドとして売り出そう!
…かくして、HIGH and MIGHTY COLORというバンドは結成された。
ハイカラは2005年のメジャーデビュー以降、男女ツインボーカルバンドとして売り出していった。
ただしメインとなるのはあくまでマーキー。他のメンバーは言い方が悪くなるが添え物といった扱い。
特にユウスケの扱いはツインボーカルを謳っておきながらその扱いは平等ではなく、マーキーの歌唱パートの合間にラップやらデスボイスを入れることが殆ど。彼がメインを務める曲というのはハイカラ全体を通しても片手で数えるほどしか存在しない。
そんなものだからハイカラが語られる際、必ずと言っていいほどこんなことが言われた。
「男いらねぇだろww」
「ラップうるせぇwww」
これはハイカラの話題でに常に付きまとい、その都度私は「そんなことない!いる!」と反論を続けてきた。
とはいえマーキーを前面に押し出してユウスケを添え物めいた扱いとして売り出している以上、必要ないだろうと判断する人が出てくるのは今思えば仕方ない所ではある。
それでもハイカラメンバーは仲良くやり続けた。
たとえそれが表面上であっても。
そしてその姿に私は憧れたりしたものである。
色々叩かれつつもひたむきに活動してきた中、マーキーの結婚&脱退発表。我々ファンは勿論、メンバーもさぞ驚いたことであろう。
マーキーの脱退と同時にハイカラは当時所属していた事務所*1を離脱したが、ここでもまた邪な声が聞こえてくる。
事務所脱退って言うけど要は追い出されたんでしょ?元々マーキーを売り出したかったために結成させたけどそのマーキーがいなくなったんだからもう用済み、ってことでw
この意見、実際そうなんじゃないかと思う。でもないと割と大手だった事務所を去る必要性が無いのだから。
その後、HALCAを新ボーカルとして迎えてハイカラは再始動した。再始動したことでユウスケもより目立つようになった…なんてことは無くポジションとしてはマーキーがいたころのまま。なので相変わらず「男いらねぇw」なんて言われていた。
同時に「マーキーの方が良かった」というボーカル入れ替わりあるあるな意見も散見された。
そして2010年、「音楽性の違い」というありふれた理由で解散した。
解散後はそれぞれの道を歩み始めた…のだがそこでも苦難が待ちかまえていた。
解散後の活動はメンバー毎に、
ユウスケ : SUN OF A STARVEでボーカル→Vanity Sicksでボーカル
MEG : 2side1BRAINでギタリスト→音楽プロデューサー
カズト : TEAMLIGHTSというユニットで活動
mACKAz&SASSY : LM.C等のバンドでサポートメンバー及びINKTのメンバー
HALCA : SYNのボーカル・ギター→味仙ボーカル
マーキー : ソロ活動
といった具合であるが
ユウスケ : SUN OF A STARVEはメンバーの脱退を経て解散、直後に加入したVanity Sicksはわずか1年で解散。現在バンド探し中
MEG : 2side1BRAINは事実上の活動休止状態
カズト : ハイカラ解散後、TEAMLIGHTSで活動していることが明らかになるまで消息不明だった
mACKAz&SASSY : INKTが某バンドのパクリとよくある類の叩かれ方をされたのち、ボーカルのやらかしによって解散させられる。*2その他のサポートメンバーは現在も続けている模様
HALCA : SYNが解散
…とまぁ、ハイカラ後の所謂第二の音楽活動というものが中々長続き出来ずといった状況にあった。
こういうのは珍しいことではない(寧ろ音楽業界全体で考えれば大多数かもしれない)にせよ、大好きだったバンドのメンバーがその後も大活躍!とは行ってないのは残念な気持ちである。
HIGH and MIGHTY COLORへの熱い思いはあの時確かに持っていた。
しかし私も歳を重ねる中で好みや考えた方が少しずつ変わっていき、私の中でハイカラの存在感は年々薄れていく一方だった。
そんな折、私のハイカラ熱を再燃させるあるイベントが待っていた
(続く)
P.S.
別記事でも突っ込んでいるけど続きupするのに時間かかりすぎだろ!!