ムトウロトのブログ(仮)

このブログは私ムトウロトが手に触れた作品の感想や日々思う事などを備忘録めいてマイペースに綴るブログです。

2020年のスーパー戦隊パイロット監督は誰になるのだろうか

気付けば今年もあとわずか。

 

世間はクリスマスムード一色となってあちこちきらびやかになっている。そしてクリスマスが終わればお正月に向けて一気に動き出す。

 

そんなクリスマスとお正月の間に一大イベントが控えている。

それは何か?

 

新しいスーパー戦隊の発表である。

 

 

43作の歴史を誇るスーパー戦隊は毎年クリスマスが明けると翌年から始まる新シリーズのお披露目となる。*1

お披露目の際、そのビジュアルや設定、あらすじ、そしてプロデューサーや監督といった主要スタッフが明らかにされ、戦隊ファンは期待と不安を募らせながら始まるのを楽しみにするものである(そして現行の戦隊がもうすぐ終わるという現実に直面して肩を落とす)。

そんな新戦隊発表を間近に控えたこの時期になると次はどんな作品になるのか、参加するスタッフは誰なのかといった予想が盛んに行われるが当ブログでは監督に的を絞って予想ないし考察をしてみようと思う。

 

 

まず、このタイミングで発表される監督について説明。

そもそもスーパー戦隊は1年間(約48~50話)放送される作品であり、それを複数の監督*2でローテーションすることで成り立っている(これは仮面ライダーも同様のことが言える)。

そして新シリーズお披露目の際に発表される監督はパイロット監督と呼ばれ、その作品の方向性を決定づける重要な役割を担うのである。*3

 

簡単な説明も終えたところで来年のスーパー戦隊パイロット監督を務めるのは誰か、現行の作品に参加してる監督から予想してみよう。

 

なお、この予想は12/10時点の情報をもとにしていること、私ムトウロトの独断と偏見及び勝手な希望からなることを予め伝えておきます。本気にしすぎないでね!

 

 

まずは騎士竜戦隊リュウソウジャーに参加している監督から。

 

戦隊・ライダー・ウルトラマン何でも撮っちゃう特撮界の何でも屋。

この人は12/15放送回を担当しており、この時期の本編を担当してる人はタイミング的にまずパイロット監督は不可能。

ついでに言えば坂本監督は1月から山田裕貴主演のMBSドラマ『SEDAI WARS』の監督を務めることが発表されておりまずパイロット監督をやってる場合じゃない。

なので真っ先に除外。

 

  • 柏木宏紀

リュウソウジャーで地上波監督デビューを果たしながらも3組7本とローテーションの一角を担った柏木監督。

流石にその年に監督デビューした人を翌年のパイロット監督にするなんて無茶はしないと思われるのでこの人も除外。但し近い将来にパイロット監督デビューする可能性はありうるので今後が楽しみな方ではある。

 

ここ10年のスーパー戦隊のローテーションを支える縁の下の力持ち。

パイロット監督をやる、というよりはローテーションを回していくパターンの人でありこの人も可能性は低い。個人的にこの人に関しては例年に比べて担当本数がやけに少ないのが気になるくらいだが…(リュウソウジャーが例年に比べてローテーション感覚が開いている、という事情もあるのだろうが)

 

リュウソウジャーのパイロット監督にして今最も特オタから注目と信頼を集めているであろう監督。元々仮面ライダー出身で一度も戦隊を撮ったことが無いのにリュウソウジャーのパイロット監督を任されるあたりにその実力がうかがえよう。

最後に担当したのが11/10放送回であることを考えると今年に続いて来年もパイロット監督を務める可能性はある。けれどもリュウソウジャー終了後は仮面ライダーに戻るのではないかと私はにらんでいる。

というのも仮面ライダーと戦隊を比べると戦隊の方が対象年齢低めに設定されており、上堀内監督独特のエモい演出がメインターゲットである子供たちにきちんと伝わるかどうか個人的に疑わしいところがある。*4

また、現在仮面ライダーゼロワンを手掛ける大森Pとの相性の良さも考えるとやはり戦隊に残るよりゼロワンに移動するほうが現実味があるような気がする。

 

恐竜戦隊ジュウレンジャーで監督デビューして以降、恐竜モチーフには必ず参加してきたキャリア最年長のベテラン。

序盤からコンスタントにローテーションの一角を担っていたが9/8放送回を最後にローテーションから離れてしまう。

個人的にVシネクス*5を手掛けるために抜けたと思うのだが結構なベテランがパイロット監督を務める、なんてパターンが時々起こりうるから油断できない。

 

 

以上、リュウソウジャーに参加している監督からの予想。

可能性が高い順に並べると

  1. 渡辺監督
  2. 堀内監督
  3. 加藤監督
  4. 柏木監督
  5. 坂本監督

といったところだろうか(4位と5位はほぼ0%みたいなもんだけど)。

ん?1人忘れてる?この後紹介するからちょっと待ってて。

 

 

続いて仮面ライダーゼロワンに参加している監督から。

杉原輝昭監督はゼロワンのパイロット監督なので予め除外とする。

 

  • 諸田敏

今年で還暦を迎え尚も一線に立ち続ける諸田監督。

12/8及び12/15放送回を担当しており、先述の坂本監督と同様時期的に不可能。

一部のファンから「そろそろ引退するべきでは?」などと言われているがそこは難しい所だと思う。

 

  • 中澤祥次郎

以前は1~2年に1本のペースでパイロット監督を務めていたがここ最近は戦隊ライダー問わず活躍するフットワークの軽さを見せる中澤監督。先述したリュウソウジャーにも参加している。*6

何気にルパパト・ジオウ・リュウソウ・ゼロワンと4連続でセカンドパイロット*7を務めており、1年間腰を据えてパイロットをやるよりも次の戦隊でもセカンドパイロットを務めて記録更新をしそうではある。ネタバレになるけれど12/22放送回を担当することになっているためそもそも時期的にパイロット監督は不可能。

 

  • 柴崎貴行

演出力の高さに定評のある柴崎監督。

最後に担当したのは12/1。パイロット監督をやるには難しい、けどやろうと思えばやれなくもないという何とも微妙な時期である。

また、中澤監督と柴崎監督は2010年代における東映特撮のエース的存在であり、パワーバランスを保つ意味合いでこの2人が1年間ローテーションを組むことはなくどちらかが異動するのが通例となっている。その辺も考えると柴崎監督が戦隊をやる可能性は十分にあり得る。

だが個人的なことを言わせてもらうと、柴崎監督には戦隊よりもライダーのパイロット監督をやってほしいのでこのままゼロワンに残り、願わくば次のライダーのパイロット監督をやってほしいところである。2022年に本当に仮面ライダーシノビ*8やるかもしれないし。

 

  • 山口恭平

結論から言うと、2020年戦隊パイロット監督。その大本命がこの山口監督だと私は思う。

最後に担当したのは10/27放送回。その際に山口監督はこんなツイートをしている。

このツイートにおける「これが最後です!」発言、額面通り受け取れば

「(3話続けて監督しちゃいましたが)これが最後です!」となるけど、穿った見方をすると、

「(ゼロワンを監督するのは)これが最後です!」なんて解釈が出来なくもない。

このタイミングで離脱してやることとなればスーパー戦隊パイロット監督が一番可能性として考えられる。これが山口監督が次のパイロット監督だろうと私が考える要因の一つ。

 

じゃあもう一つは何か?正直これはこじつけもいいところなのだが一応言っておく。

ずばり、諸田監督のゼロワン参戦である。ここから長くなるので注意。

 

諸田監督は現行の監督達の中ではイマイチな評価をされている。毎回担当回が放送された後のTwitterではその演出に対する不満が散見され、長々と恨み節を綴る人もいるほど。

そしてそれはファンのみに限った話ではなく、仮面ライダービルドではキャストや脚本家が諸田監督に対して(きわめて遠回しではあれど)否定的な発言をしている。*9

関係者からそういった発言がある以上、作品作りの根幹を担うプロデューサーもその辺は理解していると思われる。

 

しかし、そのビルドを手掛け現行のゼロワンも担当する大森Pは諸田監督を登板させている。

令和最初の仮面ライダー*10ということで新しい風を取り入れ、実力と信頼のあるスタッフで固めてきた中でどうして評判の芳しくない諸田監督を起用したのか?

 

考えられるのは、人手不足。

当初ゼロワンに参加する監督として杉原監督・中澤監督・柴崎監督・山口監督の4人が挙げられた。

その後杉原監督は冬映画のために一旦離脱。中澤監督→柴崎監督の順にローテーションしていき次は山口監督…というタイミングで諸田監督が参加した。このタイミングで諸田監督が参加したということはどういうことか。こういう事じゃなかろうか。

 

杉原監督「パイロットやりました!次は映画撮ります!!」

山口監督「次の戦隊やることになりました!ゼロワンはこれで最後です!!」

中澤監督&柴崎監督「杉原監督が戻ってくるの2月頃だよね?それまで2人で回すのしんどくない?」

諸田監督「助けに来たぞ^~」

中澤監督&柴崎監督「助かった!!!」

 

…茶番じみてしまったが上記のように考えると諸田監督がゼロワンに参加したこと、そして山口監督が次のパイロット監督ではないかということに関して合点が行くのではなかろうか。

諸田監督が登板したのはそうしないと監督が足りないから、足りなくなったのは山口監督が離脱したから。離脱したのは次の戦隊のパイロットをやるから。

…改めて見てもこじつけがひどいな!

 

 

以上、大分余談が長引いてしまったけれどゼロワンに参加している監督の予想。順位にしてみると

  1. 山口監督
  2. 柴崎監督
  3. 中澤監督
  4. 諸田監督

といった感じだろうか。ぶっちゃければ中澤監督と諸田監督はほぼ無理だから実質山口監督と柴崎監督の2択しかないけどね。

 

 

 

 

ようやく予想が終わった。

改めて見ると山口監督が次のパイロット監督だろうと言うための前座としてその他の監督が並べられてる気がしないでもないような…ただの諸田監督の悪口になってないか?

まぁ、今はひとまず新戦隊の発表を心待ちにしておこう。

お披露目の際にはまたこれに関連することを書くのでお楽しみに。

*1:ここ数年は決まって12/26に発表されており、今年もこの日辺りに発表されると思われる

*2:作品にもよるが1作品あたり5~8名

*3:パイロット監督=メイン監督と捉えても問題は無いが時々パイロットを撮るだけ撮ってローテーションに参加しないパターンもあり一概に言い切れない部分もある

*4:ライダーだったら伝わるのか、という突っ込みは置いといて

*5:Vシネマとして作られた作品を劇場で先行公開する東映Vシネマのこと。内容として予想されるのは帰ってきたリュウソウジャーか、あるいはリュウソウVSルパパトか

*6:ビルド序盤のローテーション→ルパパトの年間ローテーション(途中ジオウに出張)→リュウソウジャー序盤~中盤のローテーション(途中仮面ライダーグリスの撮影)→ゼロワン参加。ここまでわずか2年の出来事である。たった2年でここまで戦隊とライダーを行き来する人は流石にいない

*7:パイロットの次に当たる3~4話を担当すること。

*8:仮面ライダージオウに登場した、ニンジャの…仮面ライダー!

2022年からやってきたという設定であり、実際にその設定を元にしたスピンオフが作られた。で、そのスピンオフを監督したのが柴崎監督なのである。

*9:実は山口監督も一緒に言われているのは内緒

*10:ブレン?何それ?